2013年06月27日

HIATUS 「Centipede」  本気モードのスポーツカーみたいな曲だな・・・

  HIATUSは、元エルレガーデンの細美武士が結成した新ユニットだそうです。正直言ってエルレガーデンについては詳しくなくて、音楽も幾つか好きな曲がある程度でほとんど「ハマって」いなかったです。エルレガーデンからHIATUS(ハイエイタス)になって何が変わったか? 細美さんが何を意図したかとか全くわかりませんが、音楽を聴く限りだと、「BLUR(ブラー)」というかつて一世を風靡した英国バンドがありましたが、エルレガーデンはブラー的な「間口の広い」グループで、HIATUSは「MUSE(ミューズ)」という音楽に対して極めてストイックでアクの強い音作りをするグループへと進化したように感じます。エルレガーデンがBMW Z4のような「スポーティカー」だとすると、HIATUSはポルシェ911GT3みたいな「スポーツカー」といったとこでしょうか?

  エルレガーデンやハイエイタスのファンの方に怒られそうですが、「音」に込められた真剣さこそがこの両バンドの違いのように聴こえます。言葉は悪いですが、エルレガーデンは「雰囲気」を重視した、気楽に聞ける楽曲が多く、まさに恰好だけの「スポーティカー」です。スポーティカーで何が悪いのか?いや何も悪くないです・・・。

  今時、スポーツカーの中で人生の何割かの時間を費やす人なんて職業レーサーくらいなものです。スポーツカーはとても一般人には耐えられない。そしてハイエイタスもそんな音なんですよね・・・。毎日これを聴いていると頭がヘンになりそうです。もちろんとってもカッコいい曲ばかりです。とても中毒性があって「ハマり」ます。それでつい人に聴かせたいという衝動に駆られますが、相当にテンションを高めてから聴かせないとこの曲はおそらく響かないでしょう・・・。相手が忙しい時に聴かせたりしたら「何これクソじゃん」などと言われてしまうかもしれません。

  それでも深夜のドライブなどの高揚感の中で流せば、とてつもない威力を発揮します。とくにこの「Centipede」という曲は、全パートが「疾走感」というコンセプトで一体となって怒濤の如く音が押し寄せます。まるで足回りをスパルタンに締め上げたスポーツカーといった切れ味です。高速道路でこの曲をかけながらアクセルを踏み込むと、曲が終わる3分50秒の内に軽く10kmは走っていってしまうでしょう・・・。




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2013年06月25日

ACIDMAN 「風が吹くとき」  月夜のR246を疾る

  夜のR246は他の道路よりも高性能なクルマが多い気がする。月を見ながらのんびり走っていると、右側を速いクルマがすり抜けていく。立体交差が多くて前方視界がいまいの所もあるし、道路の継ぎ目は少ないが、油断していると突然にガツンとくる。不用意なスピードは出したくないのだが、それでも片側3車線ともなると感覚はスポイルされて、気がついたらとんでもないスピードで移動していることもよくある。

  それでもこの道路には、近辺のドライブ好きを惹き付ける不思議な魅力がある。理由はよくわからないが、強いて言えば「夜空が綺麗に見える」道路だ。立体交差によるアップダウンが多いからジェットコースターのように空を向く回数が多い。R246沿いにあるヤビツ峠から見下ろす夜景も素晴らしいが、R246から見上げる星空の躍動を感じながら、どこか宇宙的で疾走感溢れるACIDMAN(アシッドマン)はとてもよく合う。この「風が吹くとき」以外にも高速クルージングにピッタリの曲が多い。

  それにしても夜のドライブほど世間に「非生産的なもの」として受け止められているものはないだろう。灯り以外の景色など一切見えないし、目的地にふさわしいところなんてどこにもないし、幹線道路や高速道を走ればトラックの艦隊に前後左右を囲まれ、ヘタをすれば居眠り運転の事故に巻き込まれるかもしれない・・・。それでも出かける理由はなにか? あえて言うならば、2人の時間を特別なものにしたいだとか、愛車を存分に走らせたいとかいったことだろうか(愛車と一番心を通わせられる時間が深夜?)。あとACIDMANの楽曲を最高に楽しむシチュエーションかも・・・(部屋で聴いててもいい曲ではあるが)。

  
↓BEST盤もありますが、なぜかこの名曲「風がふくとき」が入っていません・・・

posted by ひろべ〜 at 14:36| Comment(0) | ACIDMAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月22日

凛として時雨「鮮やかな殺人」 in 新型アテンザ

  新型アテンザは「華やかな」デザインを国産車に持ち込んだ画期的なクルマだ。デザイン志向のマツダが満を持して、世論に問題提起した「セダンが退屈なんて誰が言った?」というコピーの意図を裏付けるに十分なダイナミックなスタイルは、少なからず日本のクルマ業界に変革の意識を芽生えさせている。このクルマの登場はマツダよりも高級なセダンを展開している、トヨタ(レクサス)、日産、ホンダの3陣営にとっては衝撃的な「事件」なはずだ。その威力は凄まじいもので、メルセデスやBMWもこのクラスでは相当なダメージを受けているほどだ。

  この「新型アテンザ」のようなインパクトで、2005年頃に日本のインディーズシーンに突然現れたのが「凛として時雨」だ。暴力的なまでのスピードと音響を振り回して、ハイセンスで叙情的な楽曲を紡ぐ天才肌のバンドで瞬く間に「カリスマ」となった。新型アテンザもこの「凛として時雨」も圧倒的な説得力を持つ完成度で、他を寄せ付けないほど「絶対的」なレベルの違いを見せつけている。

  この2つの「衝撃」を使って深夜の高速クルーズは、最高の気分だ。光のトンネルとディストーションギター&ハイトーンファルセットがシンクロする「非日常」な空間がそこにはある。アテンザというクルマの従来でのもっとも効果的な使用法は、その直進安定性とハンドリングの楽しさを十二分に体感できる、真夜中の幹線道路ドライブだと思う。スポーツカーではないので車内の遮音性・静粛性も高く、NAエンジンが静かに唸るだけなので、車内の音楽を決して干渉しない。ジェントルな音楽でも十分に楽しめる静かな空間なのだけど、そこに「凛として時雨」を大きめのボリュームで満たすと、もうそこは外界とは分離された世界だ。バックミラーに赤色灯が写ろうが、そんなことはおかまいなしにアクセルを踏み込む・・・。

  法定+20km/hの世界でも、この「凛として時雨」があれば十分に楽しむことができる。東京湾アクアラインのような直線道路だとスピードが出てしまうから、もっと適度に曲がっている第三京浜などのほうが無難に楽しめる。私の「ホームコース」である埼玉県部分の国道299号は追い越しが基本出来ない。よって深夜時間帯にちょくちょく楽しんでいる。時たま前を走るクルマに引っかかるが、大抵はすぐに譲ってくれる・・・。

  ドライブ用トランス(initial Dオムニバス etc…)なども何枚も持っているが、やはり「凛として時雨」の叙情的な音のほうが「日本」を走るには合っている。他にも似たような「効用」を持つバンドもいるが、それは今後追々紹介していきたいと思う。

↓初期作品だけあって「鮮やかな殺人」ほか名曲ぞろいです。編集なしでクルマに持ち込める名盤。





posted by ひろべ〜 at 06:53| Comment(0) | 凛として時雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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