2013年02月04日

U.K.版 青春ギターロック @別れの季節に

FEEDER 「COMFORT IN SOUND」(2002年)

  FEEDERは日本人メンバー広瀬隆が所属することでも知られるU.K.ギターバンド。グラント=ニコラスという希代のフロントマンの「泣き節」ボーカルが炸裂するメランコリックなサウンドと、U.K.シーン特有のジメジメしたサウンドとは一線を画したクロスオーバー的(大陸的)な乾いたサウンドが同居する特異なバンドでもある。あのジメジメ(ocean color sceneみたいな)が嫌だという人も楽しめます。ちょっと失礼だがフィーダーは国際的に名前を轟かせるほどの実力のあるバンドではない。U.K.ロックと日本のファンとの蜜月の期間(1993〜2005年)だったからこそ知れ渡ったローカルバンドに過ぎない。どう頑張ってもMUSEやCOLD PLAYには勝てない。しかしそんなバンドでも「まぐれ」を起こすこともある。このアルバムがまさに「まぐれ」だ。MUSEやCOLD PLAYのどの作品にもひけをとらないほどに輝いている。
  
  実はこの4thアルバムはFEEDERが直面した「最大の悲しみ」の中で作られた惜別の1枚だ。

  その「最大の悲しみ」とはオリジナルメンバー(Dr)の自殺。

  2000年前後のU.K.ロックの基本理念は「ニヒリズム」だ。歴史的な失業率を記録していた大不況のヨーロッパ社会の中で「アパシー(無気力)」に取込まれ堕ちていく若者の悲鳴こそがその原動力だった。FEEDERは鬱状態のメンバーの自殺によって自らの「表現」がリアルなものである(作り物ではない)ことを世の中に晒してしまった・・・。今の日本社会に生きていれば、誰だってこの音楽にシンパシーを感じる時もあるんじゃないかな?ゆっくりドライブしながら「傷ついた魂」を慰めるのに最適な1枚。

推奨ルート・・・関越道
  (理由:どこまでも広がる群馬の大地にあなたは何を感じるだろうか?私は耐え忍ぶ人生そのものを見る想いがしました・・・。)




  
posted by ひろべ〜 at 05:09| Comment(0) | エッジ・ビート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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