2013年03月19日

クルマに引きこもる人に捧げる1枚

SUM41 「Happy Live Surprise」

  高速道路で盛り上がる1枚というのはいろいろありますが、できればたくさん持っていたほうが重宝します。それこそI podで簡単に編集できてしまうのですが、いちいちTSUTAYAに行って10枚くらい借りて来て編集するのも面倒じゃないですか?最初から1枚にびっしり収まっているアルバムはないかってことで、このSUM41のライブアルバムがかなり都合がいいと思うので紹介します。

  サム41はカナダのバンドで2004年頃に北米で大ヒットしたエモ=コアバンドです。この「happy live surprese」は彼らの絶頂期に収録されたライブアルバムで人気絶頂期の神憑った名曲のほとんどが収録されていてノンストップで楽しめます。このバンドはこの後ギターが脱退してから楽曲のキレがなくなり一気に勢いがなくなってしまう刹那的な存在だったので、この絶頂期の勢いはまさに本物でもう10年近く立ちますが、どの曲も風化することなくエモ=コアの古典的名曲になったと思います。

  アメリカに無数に存在するエモ=コアバンドの中からなぜこのバンドが成功したか?それはもちろん楽曲の良さに尽きるのかもしれませんが、その楽曲に刻み込まれた歌詞もまたリアリティがあり、個人的にはとても好きです。

<引用はじめ>
あたまに弾を受け、俺は死んだ/あんたの話す言葉はまるで銃弾だ/この国を変えようってって無理/必要なのはやる気/誰も確信なんかもっちゃいない/あるのは嘘と矛盾/だからなんだってんだ/俺には手遅れだと思うけどね

これが永遠続くはずはないが/時間が物事を改善するとは思えない/なんだか孤独だ/しかたない/誰にもわからない、物事の価値なんて/できることなら教えてほしい/勝ち目のない戦い、そんなもんどうしろってんだ/信じられないよ、まったく/いったいどう思えってんだよ
<引用おわり>

  ちょっと抽象的ですが、なんというか自分のような、クルマの中に安息の時間を見いだして引きこもっている人間にとっては、なんとも共感できる歌詞だなと思うわけです。当時はスタジアムライブの最高に似合うバンドでしたが、1万人の若者に訴えたところでなにも変わらない日本社会です。だけどクルマに乗っていると、なんだかこの国っていい国だよなと感じたりします・・・。「ひたすら待ち続ける、この世の憎しみが消えるのを/けどいまだ見つからない、全人類が信じるべき道理なんか」  テレビを消してドライブに出かければ悩みなんて無くなるという訳ではないですけどね・・・。

推奨ルート・・・日本が一望できるような高速道路。中央高速で夜の甲府盆地を横断するといいかも。




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2013年02月04日

U.K.版 青春ギターロック @別れの季節に

FEEDER 「COMFORT IN SOUND」(2002年)

  FEEDERは日本人メンバー広瀬隆が所属することでも知られるU.K.ギターバンド。グラント=ニコラスという希代のフロントマンの「泣き節」ボーカルが炸裂するメランコリックなサウンドと、U.K.シーン特有のジメジメしたサウンドとは一線を画したクロスオーバー的(大陸的)な乾いたサウンドが同居する特異なバンドでもある。あのジメジメ(ocean color sceneみたいな)が嫌だという人も楽しめます。ちょっと失礼だがフィーダーは国際的に名前を轟かせるほどの実力のあるバンドではない。U.K.ロックと日本のファンとの蜜月の期間(1993〜2005年)だったからこそ知れ渡ったローカルバンドに過ぎない。どう頑張ってもMUSEやCOLD PLAYには勝てない。しかしそんなバンドでも「まぐれ」を起こすこともある。このアルバムがまさに「まぐれ」だ。MUSEやCOLD PLAYのどの作品にもひけをとらないほどに輝いている。
  
  実はこの4thアルバムはFEEDERが直面した「最大の悲しみ」の中で作られた惜別の1枚だ。

  その「最大の悲しみ」とはオリジナルメンバー(Dr)の自殺。

  2000年前後のU.K.ロックの基本理念は「ニヒリズム」だ。歴史的な失業率を記録していた大不況のヨーロッパ社会の中で「アパシー(無気力)」に取込まれ堕ちていく若者の悲鳴こそがその原動力だった。FEEDERは鬱状態のメンバーの自殺によって自らの「表現」がリアルなものである(作り物ではない)ことを世の中に晒してしまった・・・。今の日本社会に生きていれば、誰だってこの音楽にシンパシーを感じる時もあるんじゃないかな?ゆっくりドライブしながら「傷ついた魂」を慰めるのに最適な1枚。

推奨ルート・・・関越道
  (理由:どこまでも広がる群馬の大地にあなたは何を感じるだろうか?私は耐え忍ぶ人生そのものを見る想いがしました・・・。)




  
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2013年01月16日

GT-Rで聴きたいビート!

  ASIANDUBFUNDATION 「RAFI'S REVENGE」(1998年)

  エイジアンダブファンデーション(ADF)のキャリアハイのアルバムだけあって、今聴いてもビートもテンションも強烈。できればGT-Rのようなスペシャルカーで聴きたいな。こういう音楽は市街地で夕方の混雑時のつまらなさ120%の「街の音」から自分のクルマの中の空間を切り離すのにとっても有効です。せっかくの二車線道路の左車線には量販店や回転寿しに入るクルマが並んでいて、右車線にその車列に無理矢理入ろうとするクルマ・・・。そんな運転が一番嫌になる時間にこれを流していれば気分がすこしは紛れます。駐車場の出口を塞ぐように信号待ちする南アフリカ車に乗るオバさんにもそんなにムカつかなくなる。南アフリカ車のオバさんは合流で絶対に譲ってくれないから目を合わせるのもウザい・・・。そんな気分も吹っ飛ばすのには絶好のビート感ですよ。まあそんな時間帯には運転をしないのが好判断なのですが・・・。

推奨ルート・・・夜の高速道路。夜のお買い物(だけどドンキホーテにこれ聴きながら行くのは・・・)。あと夕方の渋滞・混雑時にも効果あり。音量注意。
(理由:クルマからかすかに漏れるベース&ドラム音のリズムがひと味違ってかっこいいから)


↓ADFの中では間違いなくナンバー1の傑作。7曲目の「FREE SATPAL RAM」はとくに名曲で連続30回ループいけます。

posted by ひろべ〜 at 06:10| Comment(0) | エッジ・ビート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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