2013年02月05日

「非日常」なドライブ

ORBITAL 「SNIVILISATION」(1994年)

  テクノ / ハウスは時代の熱気に漂う蜃気楼にすぎないという印象をお持ちの人も多いと思います。この手の音楽はブームに乗ったアーティストもどきの連中が費用をかけずにデモテープまがいの作品を大量生産してしまうので、他のジャンルの音楽に比べて粗悪なものが多いのは事実です。それでも中には真剣に音楽に向き合うアーティストもいます。その多くは比類なきレコードオタクだったりします。代表的な人がUNKLEのジェームズ=ラベルですね。10代前半からレコード収集に人生を懸けていて、ロンドンの中古レコード店でアルバイトを始めるやいなや、店にやってきた日本人客に熱心に話しかけて、「日本のレコード(YMOとか)を高く買いますよ〜」って言っていたそうである。UNKLEの音楽が日本人の感性にズボっとハマるのも納得だ。

  このオービタルもまたUNKLE同様のタイプのテクノアーティストだ(当時はアシッドハウスとか言ってた)。当時(2000年頃)のイギリスシーンはケミカルブラザーズやアンダーワールドが大ブレイクし、プロディジーやプライマルスクリームといったロックバンドも参入してとても盛り上がっていたが、10年が経過した今改めて聴いてみると、当時に感じた高揚感がほとんどなくなっている。これが「時代の熱気」というものだな・・・。しかしこのオービタルの作品はほとんど劣化していない!当時はやや変わり種という扱いだったのだが、完全に時代を先取っていたようだ。今でも夜の自動車専用道路をクルーズしながら聴くと「夜景」とよくマッチして「非日常」な空間になります。UNKLE作品とともに自分のクルマに欠かさず装備しています(いつも144枚入りのCDファイルを持ち込んでます)。

推奨ルート・・・照明がきれいな道路(首都高かな)で夜のドライブ向けです。間違って山道の真っ暗なところでかけるとちょっと不気味かも・・・。



UNKLEの代表作といえばこれ↓
究極の心地いい音響の傑作


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2013年01月28日

ネコバスの中で流れてる曲?

  シガーロス「アゲイティス・ビリュン」(1999年)

  「胎内の赤ちゃん」のCDジャケットの絵をそのまま音楽にしたような作品です。「ふゎ〜・・・」っとした曲なんですが、人間が音楽と識別する音程の上から下までを幅広く丁寧に使っていて職人魂すら感じますね。ベースの「どぉぉぉぉ・・・」とハイトーンファルセットの「きゅぃ〜・・・ん」が同時に襲ってくる?いや包みこんでくれます。ギターのハウジングのような音まで緻密に計算して使っていて、ジーザス&メリーチェインからレディオヘッドまで累々と転がる屍を乗り越えて、頂点へ登り詰めたバンド?と言えるかも。このシガーロスの作品を日本の旧型高級セダンの「ふゎふゎ・・・」な乗り心地と組み合わせると、まるでネコバス(@となりのトトロ)のような「胎内回帰」体験になりそう。
  
  程度のいい旧型クラウンやマークUがほしいかもってたまに思ったりします。内装もベージュ系で、シートもレザーで、シフトノブがちょっと年代を感じるので革を巻き直して、インパネにLED照明でも入れて演出すれば・・・。ゼロクラウン以降、トヨタも固めの足回りに変えてきてますね。久しぶりに実家の2002年製カローラに乗ったら乗り心地いいですね。自分の2012年製マツダよりぜんぜんゴツゴツしないです。ふゎふゎとまではいかないですけど、2002年頃までのカローラは喜ばれますよ。出来れば静かなクラウンかセルシオがいいですけど。金メッキホイールのセルシオでシガー・ロス聴いてるってなんかとてもシュールだけど理にかなってますね。

推奨ルート・・・国道299号線(埼玉県入間市〜長野県茅野市)
(理由:関東甲信越が誇るスーパー酷道!を駆け抜けよう・・・途中区間冬期閉鎖だそうです。)



posted by ひろべ〜 at 05:28| Comment(0) | ヒーリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月25日

フロー状態で思考の階段を駆け上がるように・・・

UNKLE「Where did the night fall」(2010年)

  「フロー」と「サイケ」は似て非なるものだ。簡単にいうとフローは思考するための状態で、サイケは思考しないための状態といったところか。フローは極めて健全かつ建設的なもので、情報過多な現代社会を生き残り成功するための貴重な手段だ。「escapism」(現実逃避)はフローとサイケを分類していない。アルコールやタバコと並んでクルマは重要な「フロー」の道具だ。そのフロー効果を増大してくれる音楽を天才ジェームズ=ラベル(UNKLE)が作ってくれた。クルマで聴けば体が浮いていくようなまさに「フロー」な感覚がとても気持ちいい。疾走感もあり、まさに移動空間のために見事に計算された音楽だと感じます。

  それにしてもUNKLEの懐は深い。これまでの作品と重なることもなく、まったく違う音楽を作ってくる。レディオヘッドが何枚もアルバムで思考錯誤して新しい音楽の方向性として作りだすものを、たった1枚でさらりとやってのけてしまう。約4年のリリース間隔で十分に練り上げられているので「さらり」ではないのだろうけど・・・。

推奨ルート・・・夜の国道246号線。ぜひ沼津まで行こう。





posted by ひろべ〜 at 05:20| Comment(0) | ヒーリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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